レジェンドたちが集結した、特別な一日
第3回ヤマハインポートクルーザーミーティング&ロードライナー生誕20周年トークショーを開催した。
この日は、XV1900の歴史を築いてきた方々とオーナーたちが一堂に会し、その開発やデザイン、当時の背景について語り合う、非常に貴重な一日となった。
XV1900の歴史を築いたレジェンドたち
トークショーには、「ヤマハクルーザーの父」として知られ、
アメリカでのスターモーターサイクルズ立ち上げにも尽力された牧野氏をはじめ、
レイダーのデザインを担当した飯村氏、ロードライナーのデザインを担当した梅本氏が登壇。
左から梅本氏、飯村氏、牧野氏
まさに、レジェンドがレジェンドを呼び寄せる。
XV1900の誕生と進化に深く関わってきた方々が一堂に会し、開発当時のエピソードやデザインに込めた思いを語る、またとない機会となった。
トークショーの最中に訪れた、偶然の出会い
イベントの最中、さらなる出来事が起こる。
司会進行を務めていたROA代表のもとへ、メンバーが慌てた様子で駆け寄ってきた。
何事かとプレゼンテーションルームの外へ出ると、
そこにいたのは、XV1900のフレーム開発に携わった現役のヤマハ社員だった。
会場の近くを偶然通りかかった際、XV1900がずらりと並ぶ光景が目に留まったという。
さらに会場の奥で、見覚えのあるVMAXとMT-01を発見。
「あの方たちが来ているのでは」と感じ、ROAスタッフに声をかけてくださったそうだ。
まるで、会場に集まったレジェンドたちが、新たなレジェンドを呼び寄せたかのような偶然の出会いだった。
想定を超えて深まった、XV1900の物語
突然の出来事に代表が驚く一方、これまでROAで数々の奇跡的な場面を経験してきたメンバーたちは、驚きながらもどこか落ち着いた様子だった。
「ROAなら、こんなことも起こる」
そんな表情を浮かべる仲間たちを前に、代表自身が誰よりも慌てるという一幕もあった。
そして、XV1900のフレーム開発に携わった方の飛び入り参加によって、
「XV1900を語り尽くすトークショー」は当初の想定を超える、より深く濃密な内容となった。
開発者、デザイナー、そしてオーナーたち。
それぞれの立場から語られるXV1900への思いが重なり、この場所でしか生まれない特別な時間がつくられていった。
会場には、世界でも類を見ないほどのXV1900への熱気が満ちていた。
イベント終了後に集まった写真には、参加者たちの笑顔が数多く残されている。
その表情を見れば、この日がオーナーたちにとってどれほど幸せな一日だったのかが伝わってくる。
「ROAでしか見られない景色」をつくるために
この企画を実現するまでには、多くの準備と困難があった。
自分自身のためだけであれば、実現できなかったかもしれない。
それでも、XV1900オーナーたちの笑顔につながるなら。
愛車への知識や理解がさらに深まるなら。
その思いが、困難な企画へ挑む原動力となった。
これまでも、物理的に不可能と思えるようなことへ挑み、仲間たちと乗り越えてきた。
その先に生まれたものが、ROAの掲げる「#ROAでしか見れない景色」だ。
今回の出来事を共に体験した参加者からは、ROAへの加入を希望する声も寄せられた。
ROAは、審査制のクラブであり、希望すれば誰でもすぐに加入できるわけではない。
しかし、この日に生まれた奇跡と景色を共に目撃した人たちは、すでにひとつの体験を共有した仲間ともいえる。
もしかすると、アリオンに導かれ、この場所へ集まった人たちなのかもしれない。
悔し涙を、笑顔と感動で塗り替えた日
2022年9月に予定されていた第2回ヤマハインポートクルーザーミーティングは、
静岡県を襲った台風の影響により、残念ながら当初思い描いていた形での開催には至らなかった。
しかし、今回の第3回ヤマハインポートクルーザーミーティング&ロードライナー生誕20周年トークショーでは、
あの日の悔しさを、参加者たちの笑顔と感動の涙によって塗り替えることができた。
振り返れば、第2回で流した悔し涙さえも、今回の笑顔へと続くプロローグだったのかもしれない。
イベント後、メンバーから次々と共有される写真。
その一枚一枚に写る笑顔を見ながら、改めてこの企画を実現できた喜びを感じた。
同時に、ROAのチームワーク、現場での対応力、
そして思いがけない出会いを引き寄せる力を、強く実感する一日となった。
XV1900というバイクを選んだこと。
そして、そのバイクを本当の意味で愛する仲間たちと出会えたこと。
そのすべてに、心から感謝したい。